P3 art and environment

PAST
 
展覧会

ワールド・プロセッサー
インゴ・ギュンター

1990年4月24日-6月23日

東長寺講堂P3 Alternative Museum, Tokyo

「ワールド・プロセッサー」は、ドイツ生れのメディア・アーティスト、インゴ・ギュンターが'88年から制作している作品群。中に電球の入った直径30cmほどの地球儀を素材として、そのひとつひとつに地球上で起きているさまざまな問題や現象を表現している。テーマは、環境、政治、経済、軍事など、物理的、地理的、社会的なあらゆる範囲に及び、それぞれのタイトルは「オゾンホール」、「熱帯雨林の減少」、「100カ国語の地球」、「TVの普及率」、「現在紛争が起こっている地域」、さらには、「ヴィトゲンシュタインの世界」など、抽象的な概念を表したものもある。 さまざまな地球の顔を一堂に会すことにより、緩やかな網の目のような関係性をもった、あらゆる事象を含む世界が杳々としかし確実にそこに立ち現われる。 「ワールド・プロセッサー」は、現代社会と地球が直面している問題、希望そして美を俯瞰するためのインターフェイスである。 展示構成: メインギャラリーには108個のイルミネーションの地球儀が整然と並べられ、観客はその間を自由に回遊する。各々の地球儀にはタイトルもキャプションも表示がない。入り口で手渡される配置図と自分のいる場所とを照らし合わせて、地球儀の明かりを頼りにそれが何を表しているのか見つけ出すのだ。 サブギャラリーには展示方法の異なる3種の地球儀が置かれた。そのうちのひとつは「ライブ・グローブ」と名付けられ、アクリル半球に回転する実際の地球映像を投影した。

主催:P3 Alternative Museum, Tokyo
協力:東京ドイツ文化センター/Lufthansa/日本電気(株)

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