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小林 博(ひるた ともみち)

ドイツの皆様、こんにちは!

私の故郷、福島県いわき市は、東日本大震災により、かつてない重大な局面に立たされております。

地震、津波といった自然災害に加えて、原子力発電所の事故、風評被害といった人災で、市民は肉体的にも精神的にも、かなり疲弊しきっております。

今、私は原子力発電所事故を人災と申しましたが、それには理由があります。

原子力発電政策を推進してきた国と東京電力は、これまで「大地震が発生しても絶対に安全で大丈夫。事故は起きない」と主張してきたました。

ところが、今回の事故が発生した途端に、国と東京電力は口を揃えて、「大津波は想定外だった」と発言しています。

冗談じゃありません。1993年の北海道南西沖地震では、北海道の奥尻島に最大16mの大津波が発生しています。加えて、1980年代から津波対策が脆弱であることを各方面から指摘されていました。
それに対し、国も東京電力も何の対策も講じなかった結果が、この惨状です。

今、多くの日本国民は、政府と東京電力の発表に対して疑心暗鬼になっています。過去の事例から、為政者が真実を隠し、情報操作を行っている可能性があるからです。

そんな危機的状況下で、政府と地方自治体だけでは被災者救済・復興に限界があるため、いわき市のNPO団体の「Wunder ground」では、日本ユニバ震災対策チームと共同でボランティアチームを結成し、日々支援活動を行っております。

復興までにはかなりの時間がかかると思われますが、原発に変わる自然環境に優しい発電システムを推進していくチャンスでもあると考えております。

どうぞ、ドイツの皆様、これからも応援をよろしくお願いします。

長くとりとめのない文章で大変失礼しました。
江尻暁子 ひろしししど
けいこたかだ けいすけしまざき
もといこばやし のぶおますだ
ともみちひるた ゆきこみはら